駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

とりあえずの更新

12/25の昼夜興行、テンプレと注目カードの簡易観戦記をアップ。


ところで、亀田兄の対戦相手が変わったとか?(追記:14日確定しましたので、以下ちょっと文章をいじります) WBC中米カリブ・フライ級王者でWBC13位のカルロス・ボウチャンに変更。期せずして正真正銘のフライ級、しかもメキシカンの世界ランカーという、実力査定にはもってこいの相手との試合が実現ということになりました。
ボウチャンの戦績(→http://boxrec.com/boxer_display.php?boxer_id=036603)を見る限りでは、いかにも二線級という印象ながら、高いKO率、それに初来日というところが不気味ですね。これまでアクシデンタルなKO負けを喫する可能性が殆ど無い非力or階級下の相手を慎重に選んで来た亀田陣営にとっては、これは緊急事態とは言え完全に想定外だったでしょう。
ポンサク&パーラ相手に世界を狙うには「倒すのが義務」というレベルの、名実共に格下の相手。しかし油断すると危険なパンチャー。その上、棚からボタモチよろしく落っこちて来たWBAWBCの一桁ランクを狙って本気で来る事間違い無し。これは亀田興毅にとって、初めての試練らしい試練となりますね。
ボウチャンの調整度合と実力が分からないのがアレですが、大体このランクのメキシカンだと、日本下位ランカーは地元判定に頼らないと勝てない事が多いです。実力差を見せ付けてKOで勝てるようなら、それこそイロモノ扱いは止めて、堂々たる世界タイトルコンテンダーとして認めなければならないでしょうね。