駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第2試合・フェザー級4回戦/○黒本昭[尼崎](1R0分59秒KO)大恵幸義[新日本大阪]●

両者この試合がデビュー戦。
1R。試合開始早々、大恵が緩慢な動きで不用意に接近して来たところを、黒本が的確にショートブローの連打を見舞ってすぐさま圧倒。大恵は防戦に転じてもボディワークが全く見られず、その他攻守の動きのことごとくがスローモー。力無い反撃も黒本の強打に儚く無効化され、左フックでバランスを崩されてダウンした後、黒本の猛然たるラッシュを決められて敢え無くストップ。
デビュー戦同士の対決ながら、図らずも大ミスマッチになってしまった……といったところ。全ては大恵のプロとして最低限の水準を割り込んだ地力の低さに尽きる。現状ではデビューは時期尚早だったとしか言いようが無い。
勝った黒本は、一応の決定力を見せて秒殺デビューを果たしたものの、今日は試合時間が短すぎて実力の把握は不可能だった。