駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

興行全体の総括

内容以前に「とにかく疲れた」の一言(笑)。第2部の後半戦になると観る方の集中力も尽きて来て、そこへメリハリの無い大雑把な攻防が繰り広げられると、どう観戦記を書いたら良いのか、一瞬分からなくなったりもした(苦笑)。人間の集中力の限界に挑戦した一日ということになるのだろうか。
さて、試合の内容としては、今日はトーナメント方式の短所である「選手が内容よりも勝敗を(もっと言えば、負けることだけを避けるファイトに陥りがち」という面が、特に有力選手同士の試合で殊のほか強く出てしまったようだ。その結果、お世辞にも盛り上がりに欠けた試合が多かったのは残念。
まぁ選手たちの立場を考えると、とても「勝ち負け以前に面白い試合を」とは言えないのだが、休日を丸一日潰して、それなりのチケット代を支払って、それで爽快感よりも疲労感の方が強く残るのではやり切れない。主催者側に、もうどこかでちょっと何とかならなかったのか、とは言いたい気持ちである。