駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

ドラマチックボクシング「大栄位Presents世界への道」(六島・大阪帝

11月後半は土日を外した興行が相次いだが、この日が“千秋楽”。5月に無念の世界王座陥落を余儀なくされた名城信男[六島]が、プロデビューの地・府立第二に帰ってリスタートを切る。今回はスカイAの中継の他、久々によみうりTV系の地上波放送収録も行われ、会場はその全体で前・世界王者の“格”の差を見せ付ける雰囲気を醸し出していた。
この名城の脇を固める形でセミにはOPBFランカー・大崎丈二[ウォズ]が、セミ前には日本ランカーで六島ジムの若手筆頭格・金光佑治が出場する。それぞれタイ人選手やノーランカー相手に、ランキングを防衛するだけでなく内容も問われる意義深い一戦となるだろう。
なお、この日も夏の六島ジム興行に引き続き、ジム自作の“煽り映像”を使用した演出が彩りを添えていた。前回は内輪限定のノリがやや気になるところもあったのたが、今回はシンプルかつ的確な内容で、率直に言って良い出来だったと思う。


※駒木の手元の採点は「A」(10-9マスト)「B」(微差のRは10-10を積極的に採用)を併記します。「B」採点はラウンドマスト法の誤差を測るための試験的なものですので参考記録程度の認識でお願いします。公式ジャッジの基準は「A」と「B」の中間程度だとお考え下さい。