駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第2部・新生グリーンツダX'mas〜特別試合〜(グリーンツダ主催)

夜の部は、諸々の騒動と戸塚前マネージャーの退任で一時自主興行開催の休止を余儀なくされていたGツダジムが、体制を整えてのリスタートを切る10回戦3試合のミニ興行。一時はジムの存続も危ぶまれたGツダだが、この短期間でよくぞここまで立て直したと言うべきだろう。
名目上には“ディフェンス・マスター”本田秀伸が、伸び盛りの西正隼[正拳]の挑戦を受けて行う再起戦がメイン扱いだが、「ドリームマッチ」と銘打たれた第1試合、久高寛之が世界ランカー・フセインフセイン[豪州]に挑む試合が実質的なメイン*1。なお、それぞれの試合の開始時刻を固定するという試みは今年2月の自主興行でも行われたもの。興行総所要時間2時間半程度という設定には大いに賛同したい。ただ、今回は全試合フルラウンドに及んだためスムーズに進行したが、短期決着も想定して4回戦の予備カードを1試合設定すべきではなかったか。飲食禁止の狭い会場で30分以上“休憩”を強いられるとなると、観客側のストレスは相当なものになっていたに違いない。

*1:リングサイド席の多くは久高後援会の人々で占められた