駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第2部・六島VS正拳5対5(正拳・六島合同興行)

夜の部は正拳ジム主催の特別企画。以前から興行を共催するなど親密な関係にある六島ジムとの“全面対抗戦”である。正拳ジムは鍵本エディジム時代にも同様の企画を実施しているが、この企画は選手・トレーナーのモチベーションを喚起するという意味では非常に有意義な試みと言える。今回は試合開始前に入場式を行うなど演出面も配慮されており、進行面でも良い意味で手馴れた所も窺わせてくれた。
しかし今回は予定されていたA級1試合が中止となり、JBC規定の最小ラウンド数を下回るプログラムとなってしまった。コンディション不調のまま強行出場した選手や急遽代役出場を強いられた選手が出たようで、対抗戦企画のマッチメイクや選手欠場時のリカバーの難しさも浮き彫りになった形だ。この手の企画は、むしろ契約書で厳しく管理出来る外国人選手との国別対抗戦の方がスムーズに実現出来るのかも知れない*1

*1:勿論、費用は格段にかさむ事になるが……