駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

興行概要&雑感

年に3回のアポロジム興行、今年もこの5月興行が1回目。会場は今やすっかり常打ち会場となった感のある新大阪メルパルクホールである。
ジム所属唯一のA級選手・片山博詞は、東京遠征でKO負けの直後ということもあって今回は欠場。他ジムからの“客演”もなく、所属6回戦ボクサー3人が“トロイカ体制”で終盤3試合を担当することとなった。メイン格は、鈴木優作が6回戦の身ながらA級の元西日本新人王・高橋優紀[倉敷守安]と対戦する格上挑戦のハードマッチメイク。セミセミ前の枠では寺田允と宇川広之がそれぞれタイ人相手に勝ち星稼ぎのチューンナップ試合で、こちらは勝ち負け以上に内容が問われよう。
チケット代最低5000円の興行にしては、やや物足りないグレードではあるが、ボリュームの方は全10試合・計44Rと十分なもの。前座には新人王予選の注目カード・山本隆寛[尼崎]と大村起論[ハラダ]の一戦もあり、マニア心をくすぐる要素も含んだラインナップである。


※駒木の手元の採点は「A」(10-9マスト)「B」(微差のRは10-10を積極的に採用)を併記します。「B」採点はラウンドマスト法の誤差を測るための試験的なものですので参考記録程度の認識でお願いします。公式ジャッジの基準は「A」と「B」の中間程度だとお考え下さい。