駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

2007-04-08から1日間の記事一覧

興行全体の総括

先述したハイクオリティな演出、2時間半という絶妙の所要時間と、(オール4回戦故に、元々多くを望めない)試合内容はともかくとして、興行としては十分に合格点の出せる内容。関係者各位の努力に拍手喝采を送りたい。 反則減点が多く、荒れ気味の試合が多…

第8試合・フェザー級4回戦/○米澤隆治[奈良六島](3R1分44秒TKO)石角悠起[大阪帝拳]●

最終試合は再びオープン戦。 両者戦績は米澤1勝(0KO)1敗、石角は未勝利1敗1分。米澤は昨年12/22にデビュー2戦目で初勝利。石角は10月のデビュー戦を短時間負傷ドローで終わらせた後、12月の試合で敗れている。 1R。米澤がアグレッシブに前、前へ出る…

第7試合・フライ級4回戦/○吉田雄佑[奈良六島](2R2分00秒KO)加藤毅[ヨシヤマ]●

両者戦績は吉田2勝(0KO)無敗1分、加藤3勝(1KO)1敗1分。 1R。両者ガードを高く上げ、中間距離からワン・ツー中心の攻めの中にフック、アッパーを交える正攻法の攻防。吉田が主にジャブで明確なヒットを決めるが、手数はほぼ互角。吉田のアドバンテージ…

第6試合・ウェルター級4回戦/●やんばる新田中[六島](4R0分48秒反則勝ち)大原里史○

両者戦績は田中1勝(0KO)3敗2分、大原1勝(1KO)2敗。連敗中の田中は、この日からリングネームに“新”を加えて文字通り心機一転。ちなみに彼は本名の田中竜亮からドラゴン田中、やんばる田中と既に2度改名しており、これが7試合目で4つ目のリングネーム…

第5試合・フェザー級4回戦/●奥健太郎[奈良六島](判定0−3)真木大作[JM加古川]○

ここから3試合は新人王予選1回戦。奈良六島、六島両ジム所属の選手が出場する。 両者戦績は奥1勝(0KO)2敗2分、真木3勝(3KO)無敗 1R。真木はジャブに超大振りのダイナミックなアッパーを交えた組み立て。やはりジャブの的確さに対してアッパーの粗さ…

第4試合・Sフライ級4回戦/○般若寺顕任[奈良六島](判定3−0)前多淳二[オール]●

両者戦績は、般若寺1勝(0KO)1敗1分、前多は未勝利1敗。奈良六島ジムでは古株にあたる般若寺は05年10月以来のリング、前多は昨年12月のデビュー戦で敗れて以来の2戦目。 1R。両者攻防のバランス良く、4回戦では明らかに上位級のムーヴを披露。前多は…

第3試合・Sライト級契約ウェイト(62.5kg)4回戦/●村上了介[ホワイトフォックス](1R0分40秒TKO)百田諭志[大阪帝拳]○

両者戦績は村上1勝(1KO)6敗1分、百田3勝(2KO)2敗。村上は明石ジムから新設のホワイトフォックスジムに移籍して、これが約2年ぶりの試合。百田は昨年10月に3勝目を挙げて以来の登場となる。 1R。村上はガードを固めつつ乱暴な大振り一辺倒という以前…

第2試合・フェザー級4回戦/○松井博史[奈良六島](判定2−0)佐々木健[金沢]●

両者戦績は松井2勝(1KO)1敗、佐々木は未勝利1敗1分。松井は昨年9月以来の試合で、エディタウンゼントジムからの移籍緒戦。佐々木は昨年3月にデビューしドロー、10月に敗れてこれが3戦目。 1R。佐々木は以前よりガードを高く上げて正攻法の構えから…

第1試合・Sバンタム級4回戦/○吉岡哲兵[奈良六島](判定3−0)橋本広大[正拳]●

この試合は両者デビュー戦。 1R。両者ともに積極性、スピード感に欠ける印象。橋本が前、前へ詰めつつジャブ→右フック上下の連打を放って押し気味に展開。吉岡は右ストレート、左ジャブを合わせるが、守勢に回った時間が長い。 2R。このラウンドも頭から…

奈良大仏FIGHT Round1(大阪帝拳ジム・奈良六島ジム共催)

長らくボクシング不毛の地であった奈良県だが、近年駅前に建設された「なら100年会館」で、地元・奈良六島ジム主催のプロボクシング興行が開催された。今回はオール4回戦・8試合の若手育成興行だが、そういった小さな実績をコツコツと積み上げてゆきながら…