駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

2007-04-20から1日間の記事一覧

興行全体の総括

メインでは高山が攻撃力の増強を窺わせる好ファイトを見せて今後に期待を持たせたが、他のハラダジム勢は結果的にも内容的にも明暗がかなり分かれた格好に。特に馬野、中島の両ホープは持ち味の攻撃力を活かせず、今後に課題が残るファイトになってしまった…

第8試合・ライト級10回戦/○高山剛志[ハラダ](4R1分06秒TKO)小木曽研二[塚原京都]●

メインイベントは、高山が昨年7月以来のメインイベント登場。凡戦に終わった前回の悪印象を払拭し、日本ランク入りの足掛かりを作りたいところ。 高山は12勝(3KO)5敗の戦績。97年、東日本でデビューするも3戦した後4年のブランクを作るなど、キャリア序…

第7試合・Sバンタム級8回戦/●馬野晃[ハラダ](判定1−2)中谷年伸[八尾]○

両者戦績は馬野6勝(3KO)1敗。中谷8勝(3KO)13敗3分。 馬野は昨年の新人王戦敗退後、6回戦で同じく前年度新人王戦組を連続撃破しA級昇格。新人王戦で敗れた相手にリベンジした勢いでA級初陣を勝利で飾りたいところ。 対する中谷は95年ジュニアバンタム…

第6試合・フェザー級8回戦/●村上和樹[守口東郷](1R1分17秒KO)山本敏充[江坂]○

両者戦績は村上7勝(3KO)5敗、山本7勝(6KO)1敗。村上は昨年12月に東京遠征でA級緒戦に挑むも、05年度フェザー級全日本新人王・川村貢治[横浜光]に3RTKO負けを喫して、これが再起戦。山本は06年度フェザー級新人王戦西軍代表。こちらは全日本決勝で…

第5試合・ライト級6回戦/○中島涼[ハラダ](判定3−0)水山雄太[大阪帝拳]●

両者戦績は中島4勝(4KO)3敗、水山3勝(1KO)1敗。 中島は05年度の西日本新人王戦でSフェザー級決勝まで進出するも、現日本ランカーの武本康樹[千里馬神戸]に敗れて準優勝。昨年7月に4勝目を挙げてB級昇格を果たしたが、11月には対戦相手の直前キャンセ…

第4試合・Sフェザー級6回戦/●新居健太[尼崎](4R1分13秒TKO)高橋秀鎮[江坂]○

両者戦績は新居4勝(0KO)5敗1分、高橋5勝(3KO)2敗1分。新居は昨年8月にジム移籍緒戦を飾れず、ここ1年以上勝ち星に恵まれていない。高橋は昨年6月、9月に竹ヶ鼻亮二[進光]と連戦し1勝1敗。この試合にA級昇格を賭ける。 1R。高橋がラウンド序盤…

第3試合・フェザー級4回戦/○野田永作[ハラダ](1R2分30秒KO)桜井達也[SFマキ]●

この試合は両者デビュー戦。 1R。桜井は率直に言えば「基本の出来ていない亀田興毅」。頭から突っ込みながら強引に強打を放つ乱暴な突進。野田はラウンド序盤こそ気圧されるも、未熟で稚拙なりにカウンターとインサイドワークで対処して、右ストレートを決…

第2試合・Sフェザー級4回戦/○平尾彰敏[ハラダ](2R1分31秒TKO)人見真太郎[大鵬]●

この1試合のみ新人王予選1回戦。両者戦績は平尾1勝(0KO)3敗、人見1勝(1KO)1敗。 1R。両者足を使いながらジャブ、ワン・ツー中心の近距離戦。平尾がアグレッシブに攻めて先手を奪うが、人見はラウンド後半から平尾の拙守突いて右ストレート有効打をは…

第1試合・Sバンタム級契約ウェイト(54.0kg)4回戦/○橋本峻[明石](2R2分49秒KO)中岡雅司[大星森垣]

興行は両者デビューのフレッシュな一戦からスタート。 1R。クロスレンジの乱打戦。両者とも頭真っ白状態か、ガードを殆ど機能させないまま大きめのフック、ストレートを放ち、お互いに無数の有効打、クリーンヒットを奪い合う派手な展開。橋本が左フックで…

Fighting Beat Boxing(ハラダジム主催興行)

ハラダジムが毎年3回開催する定例興行、今回は07年度分の第1弾だ。メインに出場するのは昨年7月の主催興行以来の出陣となる高山剛志。現在セミリタイヤ状態となっている上原誠に代わり、今やハラダジムの大将格を担う彼にとって、今日は悲願の日本ランク…