駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

2007-06-03から1日間の記事一覧

興行全体の総括

全試合判定決着、休憩込みで4時間強の長丁場。観客への負担も小さくない興行となったが、接戦・好勝負連発の内容で、冗長感は殆ど無し。これで立見3000円なら安い買い物だろう。 やはりトピックスは、玉越の健闘が光ったメインイベントという事になるだろう…

第7試合・OPBF東洋太平洋Sバンタム級タイトルマッチ12回戦/○《王者》ウェート・サックムアングレーン[タイ国](判定3−0)玉越強平[千里馬神戸]《挑戦者・同級2位》●

メインイベントは、ここ2年ほど日本人キラーの地位をほしいままにしているウェートのOPBF王座4度目の防衛戦。これを阻止せんとするチャレンジャーは地元神戸の雄・玉越強平だ。 王者ウェートは85勝(52KO)4敗の戦跡。WBA14位、WBC6位の世界ランカーでもあ…

第6試合・Sフェザー級契約ウェイト(58.0kg)10回戦/○武本康樹[千里馬神戸](6R1分33秒負傷判定3−0)金井晶聡[姫路木下]●

セミファイナルは新旧新人王対決。日本ランキングを獲得し低迷から脱した武本と、長い停滞期から抜け出せそうで抜けきれない金井、現状の勢いと過去の実績が綺麗な反比例のグラフを描いた両者の対戦である。 武本は9勝(3KO)1敗2分の戦績。デビュー当初は…

第5試合・Sフェザー級契約ウェイト(57.5kg)8回戦/○児島芳生[明石](判定2−1)森川弘幸[高砂]●

児島は8勝(2KO)8敗2分の戦績。4回戦脱出に3年半、6回戦からA級昇格を果たすまで2年と相当の時間を要したが、昨年11月に当時日本1位だった武本在樹[千里馬神戸]を僅差の負傷判定で降す大番狂わせを演じて一気に台頭した。その後、今年3月に在樹の実…

第4試合・バンタム級8回戦/●難波拓人[明石](判定0−3)ジェロピー・メルガド[比国]○

難波は6勝(2KO)4敗1分の戦績。06年に西日本Sフライ級新人王となるも、地区対抗戦でドロー敗者扱いとなりリタイヤ。だがその後は6回戦で連勝してA級昇格。今回が初めての8回戦出場となる。 対するメルガドは11勝(4KO)1敗2分とアナウンスされた。敗戦…

第3試合・Sフェザー級4回戦/●桑原直紀[千里馬神戸](判定0−3)水貝和広[高砂]○

両者戦績は桑原が未勝利1敗、水貝が1勝(0KO)無敗。この試合は4/15に高砂で行われた双方共にプロデビュー戦となった試合のダイレクト・リマッチ。前回は水貝がアマキャリア125戦のアドバンテージを活かして戦い、判定勝ちを収めている。 1R。桑原はやや覚…

第2試合・Sバンタム級4回戦/○小笠原和寿[明石](判定3−0)千賀拓己[姫路木下]●

両者戦績は小笠原3勝(2KO)3敗1分、千賀3勝(2KO)2敗1分。小笠原は昨年の新人王戦で2回戦敗退し、再起戦でも敗れてから8ヶ月半のブランクを作ってしまった。千賀はこれが1年1ヶ月ぶりのリングとなるが、これには西部日本地区のヤマカワスポーツジム…

第1試合・Sフェザー級4回戦/△中坂正人[千里馬神戸](判定0−1)須賀大輔[Gツダ]△

両者戦績は中坂1勝(1KO)1敗2分、須賀は未勝利で2敗3分。中坂は過去4戦で他地区遠征が既に2試合という変わった戦績。前回3/18で初めて神戸の興行に参戦したが、ドローに終わっている。須賀はデビュー以来ドローを3つ並べた後、連敗。最近は試合間隔も…

Senrima Super Fight vol.24(千里馬神戸主催)

神戸サンボーホールをホーム・グラウンドとする千里馬神戸ジムの定例興行、早くも今年2回目の開催となる。今回も千里馬神戸ジムの単独開催という形式だが、出場選手の提供には、明石・高砂・姫路木下といった兵庫県播磨地区のジムが全面協力。日本人選手同…