駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

2009-04-11から1日間の記事一覧

興行全体の総括

タイトルマッチは西日本勢の3連勝となったものの、称賛されるべき要素より課題の方が多い内容に終わった。 名城は見せ場十分の逆転KO勝ちで、会場を大いに盛り上げたが、二度のダウンはまさに誤算だったろう。世界王者としては、最低限のノルマをどうにか…

第6試合(予備カード)・ライト級契約ウェイト(60.0kg)4回戦/●獅子丸崇也[六島](4R1分37秒TKO)梅村元寿[ハラダ]○

第5試合・WBA世界Sフライ級タイトルマッチ/○《王者》名城信男[六島](8R1分22秒TKO)冨山浩之介[ワタナベ]《挑戦者・同級10位》●

第4試合・WBA世界女子ミニマム級タイトルマッチ/●《王者》孫チューロン[韓国](判定0−3)多田悦子[フュチュール]《挑戦者・同級6位》○

公式判定はプラヤドサブ[タイ国]99-91、ネルソン[米国]98-92、レデスマ[米国]98-92の3−0で多田が王座奪取に成功。駒木のWBA基準による採点は100-90で多田優勢。

第3試合・日本ミドル級タイトルマッチ10回戦/○《王者》鈴木哲也[進光](判定2−1)淵上誠[八王子中屋]《挑戦者・同級1位》●

公式判定は川上97-95、宮崎96-95(以上、鈴木支持)、野田96-95(淵上支持)のスプリットで鈴木が初防衛に成功。駒木の採点は「A」96-94「B」98-97で鈴木優勢だが、鈴木の正確なヒットか、淵上の手数伴った攻勢かの優劣判断が困難なラウンドが多く、どちら…

第2試合・フェザー級契約ウェイト(56.0kg)8回戦/●松井博史[奈良](判定0−3)森本一春[江坂]○

公式判定は野田78-74、半田76-75、宮崎76-75の3−0で森本。駒木の採点は「A」79-72「B」80-74で森本優勢。公式採点は、松井のロープを背負いながらのジャブ、ストレートでの迎撃が最大限評価され、森本の単調な攻勢に辛い評価が与えられた感があるが、見…

第1試合・フライ級6回戦/○中村優一[正拳](判定3−0)西村崇[ヨシヤマ]●

公式判定は福地60-54、宮崎59-55、野田59-55の3−0で中村。駒木の採点は「A」60-54「B」60-56で中村優勢。

興行概要&雑感

この週末、西日本ボクシング界では2日連続で府立第一での大箱興行が開催される。前夜の府立第二興行を入れると、同一会場で3日連続という事になる。かつて「西の聖地」だった頃の大阪府立体育会館が戻って来たかのような盛況ぶりである。そしてこの日は、…