駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第2試合・契約50.0kg4回戦/○大洞達馬(3R1分43秒KO)金城吉広●

大洞の試合を観るのは5月以来2度目(だったはず)。その時は激しい打ち合いからカウンターパンチでリズムを掴んでいくリスキーな戦い振りで判定勝ち。金城は初見。
1R。金城が機先を制してペースを握り、たびたびジャブ・ストレートを当てにゆく。大洞も基本に忠実な攻めで応戦するが、金城が上手くディフェンスしてそれを封じた。
2R。このラウンドは、大洞が序盤から右ストレート2発をヒットさせて試合の流れを奪う。金城は後手に回らされて防戦一方。大洞は上下に打ち分ける多彩な攻めを見せるが、気が急いているのか距離感の狂ったパンチばかりを打ってしまい、無駄な動きが多い。
3R。大洞得意のカウンター合戦から的確に顔面の急所を一撃、ダウンを奪う。金城もタフに立ち直るが、その後も自在の攻めで大洞が圧倒し、最後はレフェリーがストップした。
勝った大洞はこれで4勝(1KO)1分で6回戦昇格が確定。このままでは、6回戦はともかく8回戦になると通用しないだろうが、更なる精進を期待したい。負けた金城はこれで2勝4敗1分。