駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

ご無沙汰しております。

ご無沙汰しております。
亀田長男が何かするたびにキーワード経由で多数の閲覧者がいらっしゃるという、いかにも「はてなダイアリー」らしい展開に微笑しつつも、更新が滞っている事を人知れず悔いておりました。
本当はK−1の採点問題についての私見とか、全日本新人王まで獲ったプロボクサーに、その新人王決勝の勝利者インタビューの場で「仕事との両立が難しいので辞めたいです」と言わせてしまうこの業界ってどうなのよ……という話をしようと思っていたんですがね(苦笑)。まぁ時期を思い切り外してしまった上に本質的にはどうでもいい話だったり、その引退宣言した当の本人が翻意してくれたりで、ズルズルと未更新期間を延長し続けてしまいました。
いやしかし、磯道鉄平選手の現役続行(……で良いんですよね?)には嬉しい限り。全日本決勝の時、後楽園ホールで退場する磯道選手に向かって客席から「絶対辞めんなーッ!」と絶叫をカマした甲斐があったというものです(笑)。……ええ、あの時叫んでた馬鹿は駒木です。周りのお客さんに注目されてしまいましたが、結果的にこういう事になれば本望でございます(笑)。


……さて、次回の観戦予定は今の所、1・29の大阪府立第1・ポンサクレックVS小松の世界タイトルマッチ。ただ、チケットが余りにも高過ぎるので正直引いております。府立第1の1階席に3万円と2万円という料金設定をする神経は理解できません。世界タイトルマッチの相場と言われればそれまでですが……。
それで肝心のカードはどうかと言えば、一般人の興味を引けるような試合はメインのポンサクレックVS小松だけで、それも関係者さんには悪いけれど世界戦という肩書きがあってこそ…というものでしょう。
セミには仲VS小島という一見通好みの面白そうなカードがあるけれども、これもボクシング会場へ頻繁に足を運ぶ人ほど「どうしてこの2人が、しかも今?」じゃないでしょうか。これほど機運の熟してない大物日本人選手同士の対決も珍しいって言うか、何考えてるんだと言うか(苦笑)。
まったく、金沢ジムは小島を売り出したいのか潰したいのかどっちなのかと。世界挑戦失敗の後に2度勝った相手とはいえいきなりの東洋太平洋戦で全く勝負にならず2RKO負け、次に結構キツめの世界下位ランカー相手とやらせたら案の定大苦戦で、“あの”原田レフェリーの不当レフェリングで採点5点くらい上乗せして漸く勝たせてもらった…という只今絶不調中のSフライ級ボクサーを、バンタム級のトップボクサー相手に、しかもSバンタム級でやらせようなんて無謀以前の問題ではないかと思うんですが、これは素人考えなんですかね。
……とまぁ、そういう対戦カードの興行でチケットがこのお値段。去年両国でやった、新井田の防衛戦&日本人トリプルサバイバルマッチですら満員に程遠い客入りだったというんですから、常識で考えて今回の対戦カードと場所で高額なチケットが売れるわけがないでしょう。結局、チケットを買うのは選手の身内、タニマチ、スポンサーで、あとは招待券。それも裏マーケットに流れていって会場前では怪しい小父様が「割引するよ〜」コールと。で、馬鹿正直なボクシングファンは2階席後方に追いやられて、「なんだ家でTV見ておけば良かった」と後悔すると。……なんか行くのが馬鹿らしくなって来たな(苦笑)。

まぁそういうわけでして、観戦予定ではありますがテンションはサッパリ上がりません。もしこれで観戦ポイントが1階席だったりしたら、その時は深く追及せずにお察し下さい(笑)。ウソでも本当でも「会場前で小松の身内から譲ってもらった」って言いますから。