駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第1部第9試合・ウェルター級4回戦/●竹内幹雄(3R1分37秒TKO)丸野琢哉○

竹内はこの日がデビュー(ウェルター級以上はデビュー戦でのエントリーが可能)。丸野は2勝2敗の戦績で、昨年度の新人王戦は2戦目の準決勝で後の西日本新人王・大西勝範にKO負けを喫している。
1R。竹内は気持ちこそ強いが、キャリアの浅い悲しさで攻守のバランスが悪くガードも甘い。そこを突いて丸野が次々とワン・ツーを浴びせてゆく。その丸野も手打ち気味のパンチで見栄えは決して良くはないが、落ち着いた戦い振りが光る。
2R。丸野が総合力の差で先手、先手。竹内も時折手を出してはいるが、手を出すだけといった印象。丸野は自在に上下へ有効打を浴びせてゆき、一方的展開に持ち込んだ。
3R。このラウンドも丸野が全体的に優勢。ヒットを細かく集めて、TKOを勝ち取った。
丸野がキャリアと総合力の差を見せ付けて完勝。ただ、今日は正直なところ相手に恵まれたか。竹内は、デビュー戦を新人王戦で迎えるには実力が足りなかった。