駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第1部第8試合・Sライト級4回戦/●仲章宏(1R1分16秒KO)大崎丈二○

両者の戦績は、仲が1勝(1KO)1敗、大崎が3勝(1KO)1敗2分。大崎はデビュー戦で中島丈志(後の04年度Sライト級西日本準優勝)と引き分けるなど、4回戦選手としては、なかなか骨太なキャリアを持つ。新人王戦では、昨年ライト級でエントリーするも、2回戦で坂田毅(後の西日本準優勝者)に敗れている。
1R。序盤から大崎が地力の差を見せつけるようにジャブを突いてゆく。そうやって明らかな攻勢となったところで、右を仲のアゴに叩き込み完璧なダウンを奪う。仲は立ち上がるも足元がフラついており、レフェリーは躊躇せず10カウントを数えた。
大崎が、ここに至るまでのキャリアの重厚さをリング上でのファイトに直結させて見事な勝利を飾った。少数精鋭のSライト級戦線に、また1人優勝候補が出現か。仲は今日のところは為す術が無かった。