駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第2部第1試合・Lフライ級4回戦/○山脇正輝(判定3−0)木戸俊彦●

最初はLフライ級の1回戦。山脇はここまで2戦2勝の戦績で、新人王戦は初エントリー。木戸は1勝2敗1分の戦績で、昨年もこの階級で新人王戦に出場するも、緒戦で準優勝者の森栄良平にTKO負けを喫している。今回はその敗戦以来11ヶ月ぶりのリングとなる。
1R。山脇が左フックを効果的に浴びせてゆく。この左はややオープン気味ながら、終盤には右ストレートも加えて優勢に。木戸もワン・ツーで抵抗を試みるが、いかんせんガードが甘く被弾が多い。
2R。このラウンドも、山脇の左フック、右ストレートがビシビシ決まる。木戸も手数を出していくが、山脇のダッキングとガードがヒットを阻む。
3R。木戸が漸く山脇の攻撃に対応できるようになって来た。しかし逆襲のワン・ツーはヒットに繋がらず。終盤になると山脇は再びフック、ストレートをヒットさせていって逆転した。
4R。前半は木戸がアグレッシブにワン・ツー、フックでペースを握るも、後半はまたしても山脇がフック、ストレートの有効打を集めて優勢に。最後まで自分の試合ペースを手放さなかった。
公式判定は三者とも40-36で山脇支持。駒木の採点でも40-36で山脇。
攻守共に終始優勢な試合運びで山脇が完勝。木戸はアグレッシブさがパンチが当たる方へ繋がらなかった感。