駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第2部第6試合・Sフライ級4回戦/○井階甲基[森岡](1R0分18秒TKO)松吉成裕[八尾]●

昼の部の山本×飯田戦に続き、Sフライ級の準決勝第2試合。
井階は1回戦シード、4/9の2回戦は不戦勝と、戦わずしての準決勝進出。戦績は2勝(1KO)無敗1分。松吉は1回戦シード、6/25の2回戦で優勝候補筆頭の浅野英樹に判定勝ちする金星を挙げた。当日観戦した人の話によると、浅野のコンディションが良くなかったと聞くが……。戦績はKO無しの2勝負けなし。
1R。開始早々、ジャブを突きながら仕掛けていった井階、左の強打を一発効かせておいて松吉の足を止めると、そこへ連打を畳み掛けて全てをクリーンヒットさせる。松吉が棒立ちでスタンディングダウン状態に陥ったのを見ると、北村レフェリーが試合を止めてTKOを宣告した。僅か18秒の電撃決着。
井階が先手必勝、相手に全く何もさせず秒殺で決勝進出を決めた。優勝候補の筆頭、二番手が相次いで敗れる中、遅れてやって来た“第3の男”といったところか。実力の全貌がハッキリしない試合で、今後の事を述べるのは難しいが、この決定力は大きな武器になるだろう。