駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第1試合・ライト級契約ウェイト(60kg)4回戦/○長島謙吾[尼崎](1R0分42秒KO)三木信次郎[姫路木下]●

長島は5/15のデビュー戦(http://d.hatena.ne.jp/komagi/20050515#p5)では試合前から浮き足立った様子で、39秒殺の屈辱を味わって1戦1敗の戦績。今日は汚名返上なるか。三木は1/8に“聖地”後楽園ホールでデビューする幸運に恵まれたが、4RTKO負けでこちらも1戦1敗の戦績。
この日の長島は終始厳しい表情のシリアスモード。前回の敗戦が精神的な転機になったようだ。ただ、ボクシングの技術面は未だ発展途上で、パンチは大振り気味でハンドスピードも今ひとつ。しかしそれ以上に問題があったのが三木のディフェンスで、この長島のパンチに全く対応出来ないまま被弾を重ね、反撃も余裕を持ったダッキングでかわされてしまう。そして再び攻勢に出た長島がジャブから左フックを放つとこれがクリーンヒットとなり、三木はダウン。カウント8で立ち上がって試合再開となったが、すかさず長島がラッシュで手数をまとめてTKOを勝ち取った。
長島がデビュー戦の秒殺負けを帳消しにする秒殺勝ちで初勝利。随分と佇まいがプロスポーツ選手らしくなった印象で、今日が本当のデビュー戦だと思って今後も真摯な姿勢で頑張ってもらいたい。敗れた三木、残念だが今日の動きではプロの世界では通用しないだろう。