駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第1部第6試合・ライト級契約ウェイト(60kg)4回戦/●徳永隼[進光](2R0分20秒TKO)高橋秀鎮[江坂]○

徳永は1勝1敗の戦績。04年3月に沖縄でデビューしたという変わった経歴を持つ。
一方の高橋は3勝(1KO)1敗の戦績。今年度新人王戦では1勝を挙げるも、7/9の2回戦(→http://d.hatena.ne.jp/komagi/20050709#p20)で中島涼のキラーショットに沈められた。
1R。ガードを固めて消極的、まるで亀のような状態の高橋。これに対して徳永はスピード感こそ無いものの、自在にパンチを浴びせてボディブローを再三ヒットさせてゆく。ラウンド後半、ようやく攻めに転じた高橋が強打を数発お返ししたが、手数劣勢をこれでどこまで挽回できたか?
2R。高橋は徳永の力量を見切ったか、このラウンドはゴング直後から接近してアグレッシブ。徳永も迎え撃って抵抗したが、僅か20秒、高橋の強打で徳永は崩れ落ちるようなダウン。立ち上がるも完全に足に来ており、半田レフェリーは躊躇無く試合を止めた。
地力で勝る高橋、1Rにやや余裕を見せ過ぎた嫌いもあったが、新人王組の地力を見せ付けて完勝。徳永はスムーズな動きで手数も多いが、全体的にスピード・ハンドスピードが不足気味。戦績相応の実力といったところか。