駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第10試合・ウェルター級4回戦/○細川貴之[六島](判定2−0)甲斐斗志広[宮崎W]●

両者戦績・臨戦過程

試合展望(80-20細川優勢)

わずか1戦で西軍代表戦までコマを進めた甲斐。地区代表戦では、未勝利から中日本トーナメントを這い上がった二見を際どくポイントアウトで退けた。ファイトスタイルは、基本重視のサウスポーで、この試合では相手の甘いガードを見逃さず2R以降からヒット数を着実に積み重ねて判定勝ちに繋げた格好。しかしスピード・技術面は4回戦なりの平凡なもので、守備に絞ってみても3発以上のコンビネーションを浴びるとガードを突き破られて次々と被弾してしまう場面が目立った。
この甲斐の前に立ち塞がるのは、西日本が誇る堅固なディフェンダー・細川。多くのハードパンチャーを巧みなガード、ダッキング、ステップワークで完封して来た守備力は、当然ここでも活きて来よう。細川が甲斐の攻めをことごとく捌き切って、手堅いヒット&アウェイ作戦でフルマークのポイントアウトを決めると見た。まるで公開スパーリングのような4ラウンズが眼前に展開される事だろう。

試合経過

※観戦記は後日更新。公式判定は安田39-37、上中39-37(以上、細川支持)、野田38-38の2−0で細川。駒木の採点は39-37で細川。