駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第8試合/●大沢宏晋[大星](6R1分04秒TKO)小出大貴[緑]○

両者戦績・臨戦過程

  • 大沢宏晋[5勝(3KO)無敗2分]
  • 小出大貴[5勝(1KO)無敗1分]
    • 中日本1回戦 シード
    • 中日本準決勝 7/2 VS渡辺俊太 1R2分17秒KO
    • 中日本決勝  7/31 VS安達寿彦 判定2−1(39-38、39-38、38-39)
    • 地区対抗戦  9/23 VS上村直樹 判定3−0(59-56、59-57、58-56)

試合展望(65-35大沢優勢)

小出は右利き(?)サウスポーで、右中心の手数で豊富な攻撃型タイプ。ただ、地区対抗戦では不用意に前のめり気味に出ていって被弾したり、接近戦でも上村に体ごと詰められて苦戦を強いられる場面が多かった。殆どの時間帯で自分のボクシングをやらせてもらえない厳しい流れの中、手数攻めで細かいヒットを稼いでスコア以上に際どい内容で判定勝ちを拾った格好。
一方の大沢は未だに身体能力任せの、良い意味でも悪い意味でも豪快なボクシング。ただ、ここしばらくの試合振りを見ていると、かつての粗さは徐々に影を潜め、勢い任せの中に確実性が浸透して来たようにも思える。ガードの甘さとスタミナ面で若干の不安は残すものの、小出が地区対抗戦並のデキならば、攻撃力の差だけで優勢を築き上げてしまうのではないか。逆に小出が勝つとすれば、大沢のガードの甘さを突けた時。1度ダウンを奪うなりして前半3Rを五分以上のスコアで折り返せばチャンスは膨らむが。

試合経過

※観戦記は後日更新。