駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

東京へ行ってました。

往復夜行で2泊5日。メインの目的はボクシングじゃなかったんですが、15日の金子&トクホン真闘両ジム共催興行を見てきました。一番ダルかったのがメインのヘビー級8回戦だったというのは参りましたが、日本フライ級上位ランカー同士の試合がセミ前であって、後学というか亀田兄の実力査定に役立ちそうな試合でなかなか興味深く。(結論だけ言えば、亀田興毅は日本ランカーたちの上に居る事は確かっぽいかなと。ゴチャゴチャした話を抜けば、本物の選手になって来てはいるんですよ。世界は無理にしても)


それにしても(野球の方の)WBCで「世紀の大誤審」が話題になってますが、ボクシング界だとあんなのが日常茶飯事ですからねえ。この前も世紀ならぬ「性器の大誤審」ってのがありましたし。ボクシング人気復活を目指したかったら、まずそういう所から襟を正してもらわないと。噛ませタイ人と露骨な地元有利レフェリング&ジャッジでナァナァになってるから緊張感も無いし、試合も盛り上がり切らない。ボクシングマニアですら溜息が出るようなモノを一見さんが楽しめるわけがないんですから、その辺はお金が大事だとか、アヒルが喋ってる事以上に、よーく考えて欲しいです。


あと、国会図書館へ行って、昔のボクマガを漁って来ました。
とりあえず、辰吉のデビュー2〜4戦目とリチャードソン戦、シリモンコン戦の試合レポート部分はコピーを取りました。ほか掘り出し物としては、東京ドームのタイソン興行の前座に4回戦で来日してた、現WBAヘビー級王者ワルーエフの試合レポートなど。
辰吉のレポート見て、やはりこの人(少なくとも全盛期は)亀田とはモノが違うなと再認識。デビュー3戦目で、不調なりにWBCインター王者をKOで倒して不満タラタラですからね。
何となくの雰囲気的には、亀田よりむしろミニマム級の八重樫の方が辰吉っぽいかも知れません。これもあくまで似て非なる以下の話ですが。
それにしても97年の日本ランキング表見てたら、今も活躍してる選手と引退して久しい選手がゴッチャになってて感慨深く。ミドル級1位がビニー・マーチンだったりする中、既に越本が日本王者だったりしてて、さらに徳山がまだ平凡な日本ランカーに甘んじていたりするという。