駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第2試合・バンタム級契約ウェイト(53kg)4回戦/○稲上聖真[ウォズ](3R1分14秒TKO)池田孝一[大阪帝拳]●

未勝利選手同士の対戦。稲上は05年に2戦して1敗1分、池田は今年1/15のデビュー戦に敗れて1敗の戦績。
稲上は、精度の悪い連打や、あわや減点かというところまで警告を受けた左フックのオープンブローなど、試合振りの粗さは相変わらずだが、今日は彼にしては気持ち悪いぐらいに的確な左ストレートがビシビシと決まっていた。これが無ければTKOでの初勝利は有り得なかっただろう。今後はこの新兵器をどう効果的に扱うかがカギになるだろう。現状の全体的な地力は4回戦で中の下といったところ。
池田は、デビュー戦での敗因ともなった、打ち終わりのガードの甘さと距離感の悪い攻撃が今日も“健在”で、敢え無く連敗を喫した。この2点をどうにか改善しない限り、なかなか勝つ順番は回って来ないだろう。