駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

興行全体の総括

全7試合を通じてダウンシーンが皆無、KO決着もレフェリーストップの1試合のみと、どうにも消化不良感が否めない興行であった。セミ・メインに出場したインドネシア人が戦意旺盛に戦ってくれたのが救いだったが、この異邦人の心意気に拳で応える事が出来なかった吉澤のパフォーマンスには(そして敢えて付け加えれば磯道にも)若干以上の不満が残る。度重なる試合中止・対戦相手変更によってそもそも期待感が薄かった事、また、地方ジム主催の小規模興行だという事を勘案しても、プロ格闘技の興行としては“ハズレ”の部類に入ると言わざるを得ないだろう。