駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第2部第4試合・バンタム級4回戦/△山本幸史朗[ウォズ](判定1−1・山本勝者扱い)越智孝好[金沢]▲

山本は不戦勝絡みながら前年度はSフライ級で西日本決勝まで進出。今期は1回戦シードでこれが緒戦。戦績は3勝(1KO)1敗1分。対する越智は1回戦は不戦勝で、これが何と04年6月以来の実戦。戦績は1勝(0KO)1敗。
公式判定は藤田39-38(山本優勢)、宮崎39-38(越智優勢)、野田38-38の三者三様ドローながら、優勢点を獲得した山本が勝者扱い。駒木の採点は「西」38-38イーブン「東」39-38山本優勢。
山本は、体力の優位さを前面に、粘り強く手数を出して際どいドロー勝者扱い。相手の拙守とスタミナ切れに救われた面もあり、戦績と肩書きに見合った地力は感じなかった。
越智は上下自在に放つコンビネーションが良く、素質だけなら山本以上のものを感じさせたが、低いガード、中途半端なダッキング、そして長期ブランク明けの影響が響いて尻すぼみの試合内容に。1ラウンド3分を凌ぎ切れるスタミナが戻って来れば、今後は面白い存在。