駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

拳王への道(正拳ジム主催興行)

阿倍野区民ホール・大ホールでの、正拳ジム定例主催興行。メインはジム所属の名物選手・“ナニワの帝王”“たこ焼き屋ボクサー”川原慎次が、元日本Sフライ級王者の川端賢樹[姫路木下]と引退を賭けて臨む8回戦。日本ランカー以上の選手は先述の川端だけで、全体的に見ると出場選手の顔触れの地味さは否めないものの、噛ませタイ人を排除し、前年度の西日本新人王2名が6回戦に出場するなど、実に玄人受けするマッチメイクだと言える。
これに加え、もはや正拳ジムでは御馴染みとなったラウンドガール等の演出、そして試合数(8試合)と総ラウンド数(4回戦×3、6回戦×4、8回戦×1=44ラウンド)の絶妙な設定など、観客の立場を考えての念入りな配慮が施された大変好ましい興行だったと言える。これがプロボクシング興行の基本的な水準となり、3桁後半程度の客席数なら難なく埋まるようになれば良いのにと切に願う。
敢えて注文をつけるとすれば、パンフレットに選手の戦績・略歴が掲載されていなかった事と、リングの高さが数十センチぐらい微妙に低く、指定席5列目でもやや見難かった事の2点。これらはもう一仕事でどうにかなる話なので、次回興行までに是非とも改善を願いたい。
なお今回は、当ブログを読んで頂いている、正拳ジム公式ブログ管理人のハンドルネーム・マサオさんに招待して頂いての観戦となった。篤いご配慮に、この場を借りて心より御礼申し上げたい。


なお、今回も手元の採点は「西(10-9マスト)」と「東(10-10あり)」を併記。なお、この日の公式採点の傾向はほぼ「西」方式で、1試合中1ラウンドだけ10-10をつけたジャッジがたまにいる…という感じ。


※観戦記は先に戦績のみ更新し、後に概括、そして時間が作れれば詳細な観戦記も……という方針でいきます。公私共に繁忙期ゆえご理解下さい。