駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第1部・「拳・狂想曲/En El Mundo Triunfare vol.5」(高砂ジム主催)概要&雑感

昼の部は、日本王者を輩出して意気揚がる高砂ジムの主催興行。戴冠間もない三谷将之は挨拶のみの登場となって、全10試合のメインは千里馬神戸ジムの日本ランカー・玉越強平の8回戦。03年度西日本新人王・竹下寛刀を筆頭とする高砂勢は、第7〜9試合の6回戦と前座4回戦に顔を揃えた。
全10試合で計50R、3時間40分のボリュームはやや欲張り過ぎの感があり、先述のように第2部の開始時刻を押してしまった。4回戦のうち、高砂・千里馬ジム勢が出場しない1〜2試合を削るか第2部に回すかすれば良かったと思うのだが。
余談だが、興行に先立ってリング上から挨拶した長谷川穂積が、夜の川嶋×ミハレス戦中継で解説を務めていたのにはビックリした。確かに新幹線で横浜に直行すれば十分間に合うタイミングだったが、随分と売れっ子になったものだと感慨深い。鳥海純と世界挑戦権を争うため東日本地区で初めて試合をしたのがまだ2年前の話で、その頃川嶋勝重は、暫定王座を競うどころか堂々たる正規世界王者だったのである。ボクシング界は一年一昔ぐらいの感覚で時が流れている。