駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第2部全体の総括

期待された武本兄弟と戎岡の試合だったが、凡戦・苦戦そして地元贔屓レフェリング&ジャッジの博覧会と化して、強固な消化不良感が残る内容で終わってしまった。確かに対戦相手の比国人3選手は、そこらの噛ませタイ人とは比べ物にならないほど戦意も高かったが、それでも世界ランカーが国内ランカーに、日本やOPBFタイトルを狙う選手が1階級下の国内王者に苦戦するようでは、とてもじゃないが拍手喝采は送れない。ラウンドが終わる度に重苦しい沈黙が支配する気まずい会場の雰囲気を、選手本人はどう感じただろうか。