駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

LIVE BOXING 2006 in京都(森岡・ウォズジム共催)

昨年は2回だった京都KBSホール興行が、今年は秋も開催された。なかなか試合出場の機会に恵まれない在京ジムの所属選手にとっては貴重な活躍の場である。この日のメインは、興行のホストジムであるウォズジムのエース・吉澤佑規と1階級下の日本ランカー・金井晶聡[姫路木下]の10回戦。西日本ボクシングマニア注目の一戦であると同時に、カードが実現した事自体が業界内外で話題になった一戦である。長らく低迷の続く金井にとっては勿論、ここしばらく相手枯れ状態だった吉澤にとっても、今後の選手人生を左右する大事な試合だと言えるだろう。
その他の試合も含めて、この日は東南アジア人抜きで全8試合計46R。午後3時試合開始という遠方からの来客に優しいタイムスケジュールも含めて、少なくともハード面では観客席側の立場を強く意識した良い興行だった。
客入りは5月に比べると随分伸びたという話である。指定席の埋まり方は以前に比べてそれほど……と思ったが、実券が相当売れたという事なのだろう。マッチメイクと日曜昼間という時間設定の勝利だろうか。


※駒木の手元の採点は「A」(10-9マスト)「B」(微差のRは10-10を積極的に採用)を併記します。公式ジャッジの基準は「A」と「B」の中間程度だとお考え下さい。