駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

2006-09-24から1日間の記事一覧

興行全体の総括

ノックダウンシーンが1度、KO決着もその1回だけで試合時間合計3時間半。メインもあと一盛り上がり出来る所で負傷判定決着と、結果として若干冗長で消化不良な内容になってしまったのは残念。この辺はガチ格闘技の泣き所と言える。 前座の4回戦5試合の…

第8試合・ライト級契約ウェイト(60.0kg)10回戦/○吉澤佑規[ウォズ](8R1分52秒負傷判定3−0)金井晶聡[姫路木下]●

吉澤の戦績は14勝(6KO)1敗。03年のSフェザー級全日本新人王で、現在はOPBF同級5位、日本10位。京都のボクシング関係者が素質と実力の高さを口を揃えて絶賛する逸材との評判で、最近では日本人選手との対戦を断られ、止む無く東南アジア人選手との調整戦を…

第7試合・Sライト級8回戦/○大崎丈二[ウォズ](判定0−3)土居裕介[塚原京都]●

セミファイナルは、故障で休養中だった05年度Sライト級全日本新人王・大崎丈二の復帰戦。 大崎は8勝(5KO)1敗2分の戦績。全日本新人王戦を戦慄の走るKO劇で制し、日本ランクに名を連ねたものの、負傷で5月の試合をキャンセル。今回はノーランカーとなっ…

第6試合・フェザー級8回戦/●松村勝[ウォズ](判定0−3)熊谷謙志[とよはし櫻]○

ここからはA級の試合。両者戦績は松村7勝(3KO)3敗、熊谷8勝(2KO)1敗2分。 松村はこれが初めての8回戦だが、A級緒戦は6月のタイ遠征での世界2位・ナパーポン戦だった(6回戦・5RTKO)。桁違いの強豪と対戦した経験をここで活かせるか。 対する熊谷は…

第5試合・Sバンタム級契約ウェイト(54.0kg)4回戦/○佐々木佳浩[金沢](判定3−0)高橋裕幸[陽光アダチ]●

両者戦績は佐々木3勝(2KO)1敗1分、高橋2勝(1KO)2敗。佐々木は新人王戦にはエントリーせず、昨年12月、今年6月と連勝中。高橋は新人王戦で緒戦敗退してしまい、この日が再起戦。 1R。両者距離を開けて対峙し、時折一気に踏み込んでは力んだ強打を打ち…

第4試合・バンタム級4回戦/●岡正樹[SFマキ](判定0−2)樺山祐平[塚原京都]○

両者戦績は岡2勝(2KO)5敗2分、樺山3勝(1KO)3敗1分。共に新人王戦バンタム級予選敗退後の再起戦。 1R。ショートレンジの打撃戦。4回戦にしてはレベルの高い手数の応酬が繰り広げられた。岡が左右フックをヒット、有効打して数的優位に立つも、樺山は…

第3試合・Sバンタム級契約ウェイト(54.0kg)4回戦/○梶本和人[ウォズ](2R0分15秒KO)井上稔[塚原京都]●

梶本は昨年12月の京都興行でKOデビューを飾って1勝(1KO)無敗、井上はこの日がデビュー戦。 1R。井上は意識的に頭を振りながら、変則的なフック、ストレートを放つ。これに対応しかねた梶本は相次いで被弾してしまうが、それでも落ち着いて足を使いつつジ…

第2試合・バンタム級4回戦/○稲上聖真[ウォズ](判定3−0)西川良一[京都拳闘会]●

両者戦績は稲上1勝(1KO)1敗1分、西川は未勝利1敗。稲上は5月の京都興行でプロ初勝利を挙げて以来のリング。西川は3/18のデビュー戦でKO負けを喫している。 1R。圧力かけて攻めたい西川と、距離を取ってジャブ、ストレートを活かしたい稲上とで静かな…

第1試合・Sフライ級4回戦/●大崎周亮[SFマキ](判定0−3)川口裕[エディ]○

両者戦績は大崎3勝(1KO)1敗、川口3勝(2KO)2敗。大崎は04年12月以来の再起戦、川口は今年の新人王戦・西日本準決勝で敗退した後の再起戦という事になる。 1R。川口がアグレッシブに大振りフックでラッシュし、大崎はこれをジャブで迎撃する形。ラウンド…

LIVE BOXING 2006 in京都(森岡・ウォズジム共催)

昨年は2回だった京都KBSホール興行が、今年は秋も開催された。なかなか試合出場の機会に恵まれない在京ジムの所属選手にとっては貴重な活躍の場である。この日のメインは、興行のホストジムであるウォズジムのエース・吉澤佑規と1階級下の日本ランカー…