駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第1部第5試合・フェザー級4回戦/○脇本雅行[高砂](1R2分50秒KO)中田将勇[姫路木下]●

この日プロデビュー戦の脇本は、アマ時代に全日本実業団選手権2年連続優勝、全日本社会人選手権でも3位、2位という実績を持つ(亀田興毅&大毅兄弟とほぼ同じ実績)。21勝(10KO・RSC)5敗の戦績ならば悠々とB級デビューが可能だが、新人王戦を狙っての“反則C級デビュー”か。
対する中田は3/26のリフレッシュパーク市川大会でデビュー戦勝利を挙げて以来のリング。
1R。脇本は無駄の無いスピーディなステップワークで距離と主導権を支配すると、中田の攻勢を難なくいなしておいて返す刀で右ジャブ、ワン・ツー、右フックと有効打連発。最後は鮮やかにワン・ツーをクリーンヒットさせて見事なノックダウン。中田は何とか立つも足元フラフラで10カウントKO。
脇本は大物感あるステップワークとキレのあるパンチで圧勝。次戦以降も、そして来年の新人王戦が楽しみな素材。
中田は今日の所は相手が悪かったとしか言いようが無い。スピードと技術面において、現状の完成度に差がありすぎた。