駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第2部第1試合・フェザー級4回戦/●米川真之介[ウォズ](3R2分50秒KO)川島潤也[金沢]○

米川はこの日がデビュー。川島は10/29のデビュー戦にKO勝ちして1勝(1KO)無敗の戦績。
1R。やや距離を開いてジャブとフック連打の少々雑な乱打戦。互いにガードの低さを咎める形でジャブが当たる。徐々に川島がフックをオープンブロー気味ながらヒット、有効打でリード。
2R。米川のスピードと力量を見切った感のある川島が、余裕のある試合運び。ステップを小刻みに使ってマイペース。ボディワーク中心のディフェンスで米川の緩慢なコンビネーションを楽に捌いてジャブとフックでヒット数を稼ぐ。
3R。川島がこのラウンドもマイペースの展開。やや雑ながら回転力のあるコンビネーションで一方的展開。米川は接近戦挑むもこれは裏目。最後は川島が連打から右フックで10カウント・ノックアウト。
川島は相手にも恵まれて一方的なKO勝ち。浮き足立っていた10月のデビュー戦に比べるとボクシングらしい試合運びになっており、回転力の最大値は4回戦なら威張れる水準にあるが、ディフェンスの甘さや、やや乱雑な連打の打ち方など欠点も目立っており、総合的にはまだ平凡なパフォーマンス。4回戦中位クラスといったところか。
米川はパンチ力、精度などが平均以下の水準で弱弱しい印象が最後まで抜けなかった。相手を選べばあるいは1勝も、というレベルで、現在は4回戦でも下位クラス。