駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第1部第2試合・フェザー級4回戦/●平野英治[八尾](1R1分25秒TKO)黒本昭[尼崎]○

両者戦績は平野2勝(2KO)5敗1分、黒本2勝(1KO)無敗。平野はデビューから3連敗と苦労したが、その後は勝ち負けを繰り返してキャリアを重ねている。黒本は8月に前年度西日本新人王準優勝の柳井育夫[大鵬]に2−1判定で勝利して2勝目を挙げた。
1R。ディフェンス甘い両者が強打を乱舞させる必要以上にスリリングな展開。平野がワン・ツー中心にクリーンヒット連発もすぐに息切れ。黒本のショートフック、アッパーが次々とクリーンヒット。最後はロープに詰めて連打を放ってTKO勝利。
守備力に難のある両者の乱打戦で、まるでミドル級の4回戦を見ているような試合。結局は黒本がこれを制したが、勝因は地力云々よりも勝ち運とスタミナの差。これより短い時間の決着で、勝ち負けが逆につく試合でもおかしくはなかった。