駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第1部第5試合・Sライト級4回戦/●山田健司[Gツダ](1R3分01秒TKO)長島謙吾[尼崎]○

両者戦績は、山田が未勝利4敗、長嶋が1勝(1KO)3敗。山田は試合枯れして05年5月以来の試合、長嶋は今年6月の新人王予選を敗退して以来の再起戦。
1R。打撃戦。山田はガードを上げ気味にしているが反応鈍く甘いディフェンス。長島の強打を度々被弾して、更には右ストレートのクリーンヒット、アッパーの連打を喰い劣勢。それでも果敢に右ストレートで反撃したが、最後は逆に右ストレートをカウンターで貰って敢え無くダウン。いびきをかく危険な昏睡に至り、担架で病院直行となった。
長島はガードを上げた構えで的確にヒットを奪って久々の勝利を初回KOで飾る。しかし今日の相手はいささか恵まれ過ぎた感もあった。
山田はガードを固めるも、相手のパンチに反応出来ず硬直したままでディフェンスが機能せず。これでデビュー5連敗。今日の試合振り、倒され方を見ると、これ以上の選手生活は将来の健康に響きそうでもある。僭越ながら、これでグローブを吊るすのが誰にとっても幸せのような気がする。