第１試合・Ｌフライ級４回戦／○大田朋徳[SFマキ]（１Ｒ２分46秒ＴＫＯ）霜尾順也[塚原京都]●

この試合は両者デビュー戦。
１Ｒ。両者ディフェンス拙い事が要因でクリーンヒット連発の荒っぽい展開。霜尾は試合開始早々蛙跳びアッパーを繰り出す奇策に出るが惜しくも空転。それでもフック連打を決めて先手を取り、一旦は手数集めて圧倒的優勢に立つが、そこから大田が負けじと振るった逆襲の手数がことごとくクリーンヒット、有効打となって形勢混沌。再び突き放そうと霜尾がラッシュかけるが決め切れずに攻め疲れし、そこを太田にワン・ツーを突き刺されて痛恨のダウン。試合再開後もクリーンヒットを交換する一進一退の大乱打戦となったが、やがてダメージの大きい霜尾が劣勢となり、遂にレフェリーに止められた。
大田が勝ち運を味方にＴＫＯ勝ちでデビュー戦を飾ったが、ガード・ブロックがまるで機能しておらず、勝ってなお大いに不安の残る試合振りであった。４回戦でも並以上の相手には自分が攻める前に連打を叩き込まれて秒殺されそうで怖い。
霜尾も攻めかかった時の回転力・手数はマズマズだったが、こちらもガード・ブロックが機能不全に陥っており、結局は今日もそれが禍して敗戦となった。彼も今後の見通しは極めて厳しいと言えるだろう。総合力は彼も４回戦下位クラス。