駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

2007-02-24から1日間の記事一覧

興行全体の総括

1RKOが3試合もあり、興行所要時間は1時間40分ほど。少なくともここ数年では最短記録と言えるのではないだろうか。1試合中止になったとはいえ、流石にこれは短いなあ、という気がする。ましてやチケット代が割高な興行だけに…… 試合内容も、ディフェン…

第7試合・Sライト級契約ウェイト(62.0kg)4回戦/●宇川広之[アポロ](1R1分33秒TKO)堀田武史[陽光アダチ]○

「最終試合」とコールされたこの試合、宇川は1勝(0KO)2敗の戦績、堀田はこれがデビュー戦。宇川は昨年12/22には完全な作戦ミスで不完全燃焼の判定負けを喫しており、ここは落とせないところだったろうが……。 1R。今日の宇川は動きが固く、持ち味の一つで…

第6試合・Lフライ級4回戦/●小金丸憲友[進光](判定0−3)西村崇[ヨシヤマ]○

両者戦績は、小金丸が未勝利1敗、西村も未勝利で2敗。白星を熱望する者同士のサバイバルマッチとなった。 1R。精度の低いパンチによる乱打戦模様。距離を開けたり詰めたりしながら連打を打ち合うが、明確なヒットは殆ど無し。手数もほぼ互角でジャッジ的…

第5試合・Sフェザー級4回戦/○寺田允[アポロ](判定3−0)桶谷恵章[陽光アダチ]●

両者戦績は寺田3勝(0KO)4敗1分、桶谷は未勝利で3連敗中。この2人は昨年9/8に対戦し、その時は(戦績からも分かるように)勿論寺田が勝利している。 1R。攻撃の精度低い両者による乱打戦。距離を細かく変えつつも、明確なヒットに恵まれずやや漫然とし…

第4試合・フェザー級4回戦/●松田雄太[SFマキ](1R2分52秒KO)山本直[守口東郷]○

両者戦績は松田3勝(1KO)2敗1分、山本3勝(2KO)4敗。松田は昨年、1月と8月に2戦して連勝。いよいよB級昇格が目前となった。山本は昨年11/24のこの会場で1RKO勝ち。ゲンの良さを活かしたいところ。 1R。松田はいつも通りアップライトスタイルか…

第3試合・Lフライ級契約ウェイト(48.5kg)4回戦/●川野健紫朗[アポロ](判定1−2)富永靖浩[ヨシヤマ]○

両者戦績は川野が未勝利2敗、富永は1勝(0KO)3敗。この試合は昨年11/24に行われた試合のダイレクトリターンマッチで、その時は富永がデビュー4戦目にして初勝利を飾っている。なお、富永は今期新人王戦にもエントリーしており、出場のためにはKO負けだけ…

第2試合・Sバンタム級4回戦/●堀川佑也[明石](判定1−2)小野寺真樹[塚原京都]○

この試合も両者デビュー戦。 1R。密着乱打戦。両者ショートフック、アッパーを連打で放つ。共に精度甘く「下手な鉄砲も――」といった感。ただし小野寺のショートはコンパクトで硬そうなパンチでソコソコ威力ありそう。小野寺がこのショートでヒット数優勢だ…

第1試合・Lフライ級4回戦/○大田朋徳[SFマキ](1R2分46秒TKO)霜尾順也[塚原京都]●

この試合は両者デビュー戦。 1R。両者ディフェンス拙い事が要因でクリーンヒット連発の荒っぽい展開。霜尾は試合開始早々蛙跳びアッパーを繰り出す奇策に出るが惜しくも空転。それでもフック連打を決めて先手を取り、一旦は手数集めて圧倒的優勢に立つが、…

APOLLO KO.BOXING IN ヨシモト∞ホール(アポロジム主催)

昨年11月に次いで2回目となるアポロジム興行の“ボーナストラック”、ヨシモト∞ホール大阪で行われる小規模興行が開催された。前回はメインに10回戦の試合が組み込まれたが、今回はオール4回戦、しかも1試合中止されて全7試合の“スモール・パッケージ”。試…