駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第2部第1試合・フライ級契約ウェイト(49.5kg)4回戦/○松浦卓也[六島](判定3−0)西村崇[ヨシヤマ]●

両者戦績は松浦1勝(0KO)無敗、西村2勝(1KO)2敗。松浦は今年2/12にデビュー戦を判定勝ちで飾っている。西村は今年2月、4月と連勝して勝率を五分に戻している。
1R。出入り激しく攻める松浦に対し、西村はこれを受けて立つ形。共に雑な大振りが目立つが、フック、アッパーを決め合い、有効打を交換。ほぼ互角の攻防戦。
2R。膠着気味の打撃戦。共にクリンチを繰り返しつつ、中間距離で強振。西村→松浦→西村の順に攻めのターンが入れ替わり、交互にフック、ストレートなどをクリーンヒットさせて見せ場を作る。
3R。このラウンドも打撃戦。西村の左フックがこのラウンドも機能するが、徐々に松浦の中間距離からの右ストレートが有効打となる。西村はこのラウンドに左目尻をパンチで負傷。傷を気にする仕草が印象を悪くする。
4R。両者やや手数落ちたが、松浦が右ストレート、アッパー中心にヒット稼いでこのラウンドもリード。西村は左フックのタイミングが合っているがオープンブローでダメージを与え切れなかった。
公式判定は原田、西山、野田の三氏いずれも39-37で松浦を支持。駒木の採点も「A」「B」いずれも39-37で松浦優勢。
松浦が右ストレートをよく当てて打撃戦を制す。西村は前半こそ打ち合いで互角に渡り合ったが、オープンブローとパンチ力不足もあって打ち勝てず。短所の改善がまた停滞している印象。