第２部総括

前座で７連続の判定決着、セミではタイ人の無気力試合と断ぜられてもおかしくない凡戦。あわや興行の失敗寸前というところまで追い詰められたが、メインがダウンシーンもあるＡ級10回戦に相応しい熱戦・接戦となって何とか救われた格好。とにかく安田、村井両選手と、リングの側から試合を盛り上げた両選手の応援団に感謝したい。
しかし、残念だったのは、不可抗力とは言え来日11連敗中の昨年度招聘禁止選手が短期間のインターバルで招聘されたという事実。ＪＢＣがタイ人選手の試合を規制する動きも出て来た事だし、プロモーター各氏には情報入手・交換を密にし、このような客席側の期待を全く無視したマッチメイクが今後行われないよう配慮されたい。