駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

興行全体の総括

前座がほぼ全試合判定決着で散々焦らされた上に、メインが平板な内容に終始した上での打ち切りに近いドクターストップ。セミが望外と言っていい程の熱戦になって何とか救われたが、観客満足度から言えば「?」マークのつく興行と言わざるを得ない。途中で席を立つ観客もいたが、それでも無粋を責めるというわけにもいくまい。
大沢には多少の酌むべき事情も見受けられるが、メインイベンターは対戦相手と同時に客席とも戦わねばならない、という事をもっと自覚してもらいたい。観客が負担している最低3000円のチケット代と日曜午後の貴重な数時間は決して軽いものではないのだ。