駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

2007-07-29から1日間の記事一覧

興行全体の総括

前座がほぼ全試合判定決着で散々焦らされた上に、メインが平板な内容に終始した上での打ち切りに近いドクターストップ。セミが望外と言っていい程の熱戦になって何とか救われたが、観客満足度から言えば「?」マークのつく興行と言わざるを得ない。途中で席…

第8試合・ライト級10回戦/○大沢宏晋[大星](7R1分10秒TKO)小木曽研二[塚原京都]●

メインイベントは、西日本新人王対決ともなる、地元阿倍野の新鋭・大沢の日本ランク初防衛戦。 大沢は10勝(5KO)1敗2分で、日本ライト級12位。04年にデビュー。05年の新人王戦では西日本新人王となるが、西軍代表戦では決定的な被弾の無いままスタミナ切れ…

第7試合・フライ級契約ウェイト(50.0kg)8回戦/●橘悟朗[エディ](判定0−3)山口淳一[森岡]○

セミファイナルは、橘悟朗の対日本人相手初となるランキング防衛戦。昇級緒戦の山口は背伸びしたチャレンジではあるが、いきなりの大チャンス。 橘は9勝(2KO)5敗1分の戦績で日本ミニマム級7位。02年にデビュー、03年には新人王戦にエントリーするも西日…

第6試合・バンタム級契約ウェイト(53.0kg)4回戦/●池田寛[レンゴー](判定0−2)山本良貴[風間]○

両者戦績は池田3勝(1KO)5敗、山本2勝(0KO)1敗2分。池田は05年12月以来1年7ヶ月ぶりの試合。山本は5月の阿倍野興行で1年ぶりの試合を勝利で飾っている。 1R。山本がジャブ起点にフック交える正攻法で攻勢に出るが、池田は高いガードでこれを捌き、…

第5試合・フェザー級契約ウェイト(57.0kg)4回戦/○高宮啓[SFマキ](判定3−0)上村徹[ワイルドビート]●

両者戦績は、サウスポーの高宮が1勝(1KO)無敗、上村2勝(1KO)無敗。高宮は今年4月にデビュー戦を52秒殺で制した。上村は昨年7月以来1年ぶりの復帰戦。 1R。ガードを下げて頭から突っ込んで来る上村に対し、高宮が豪快なフック攻勢で先手。散発的ながら…

第4試合・フェザー級契約ウェイト(56.0kg)4回戦/△大林文範[エディ](判定0−0)兵頭健一[大星森垣]△

両者戦績は大林2勝(1KO)4敗1分、兵頭1勝(0KO)2敗1分。大林は05年4月以来、ドロー2つを挟んで4連敗中。どうにかして勝ち星が欲しいが……。兵頭は新人王戦1回戦敗退からの再起戦。 1R。大林が足を使いつつヒット&アウェイ。ガードの拙い兵頭の顔面…

第3試合・バンタム級4回戦/●中谷聡一[ヨシヤマ](判定0−3)梅本光[倉敷守安]○

両者戦績は中谷1勝(1KO)無敗、梅本1勝(0KO)無敗1分。中谷は昨年10/8のデビュー戦勝利以来のリング。梅本は今年4月、5月と3週間間隔で連戦。今回も比較的短いインターバルでの3戦目だ。 1R。中間〜近距離でジャブ中心の攻防。梅本は左の使い方が巧く…

第2試合・Sバンタム級4回戦/○大浦覚嗣[ハラダ](判定3−0)天羽遼[塚原京都]●

この試合も未勝利選手同士の対決。大浦は1敗、天羽は2敗。大浦は今年4/1のデビュー戦に敗れて以来の再起戦。天羽は6/10に2年半ぶりの再起戦に臨んだが良い所無く敗れてしまった。 1R。試合開始直後から大浦が大きいワン・ツー、フック、アッパーを交え…

第1試合・Sバンタム級4回戦/●大恵幸義[新日本大阪](4R0分18秒TKO)中岡雅司[大星森垣]○

未勝利同士の対決。大恵は2敗、中岡は1敗。大恵は5/22に1年ぶりの再起を果たしたが判定負け。中岡は今年4/20にデビューしたが、こちらも勝ち星に恵まれず。 1R。打撃戦。両者攻撃偏重の傾向。中岡がスピードの差で大恵の手数を概ね捌き、フック中心の手…

オンテックス杯 世界チャンプへの道(風間ジム主催)

2日連続阿倍野興行の2日目は、地元老舗・風間ジムの定期興行。今回のメインも、同じく地元・大星ジムの新鋭で、前回の試合後日本ランカーの仲間入りを果たした大沢宏晋がホスト役を務める。今宵の相手は昨年の「ビータイト」で決勝進出し、小野寺洋介山[オ…