駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

07年度全日本新人王戦・西軍代表決定戦

今年度の新人王戦線も、いよいよセミファイナル。11月の東日本決勝に先立って、我が西軍では代表決定戦が開催された。今年は西部日本地区がシード権と地元開催権を持つ年ということで、会場は福岡県の田川市総合体育館、そして9月の地区決勝を勝ち抜いた西部日本代表が10月の西日本・中日本地区対抗戦の勝者を迎え撃つ形で開催される。現有戦力8人の西日本勢は地区対抗戦に続いてのアウェイで、後楽園へ向けて厳しい戦いが続く。
会場は、新幹線の小倉駅から在来線で1時間余という難儀なロケーション。筆者は縁あって、現地の方のクルマに同乗させて頂いたが、それでも都市高速道路を利用してなお1時間弱で、頂いた好意とお掛けした負担に恐縮する事しきりであった。これは、今回の興行が当地をホームグラウンドとする筑豊ジム主催の自主興行を間借りする形で行われたためだが、この条件では西部日本地区代表の選手にしてみてもホーム開催という気がしなかったのではないだろうか。


さて、全12階級の中でも注目のカードは、やはりMVP対決となるフェザー級、そして西部日本と西日本のエース級が相見えるバンタム級の2戦だろう。西日本Sバンタム級新人王・村澤にとっては西日本の準決勝、決勝に続く3人目の難敵相手。ここまで後楽園への道が険しいのも珍しい。勿論、勝てばその価値は大変大きなものとなる。
この他、西日本地区からはLフライ級・中澤、Sフライ級・加藤、バンタム級・名越、Sフェザー級・木原、ライト級・渡場、ウェルター級・水本、ミドル級・岩尾が出場する。


※本興行のセミファイナル、メインの観戦記は割愛します。
※駒木の手元の採点は「A」(10-9マスト)「B」(微差のRは10-10を積極的に採用)を併記します。なお、西部日本地区の採点基準は筆者の「B」採点とほぼ同じで、強引な圧力攻めの攻勢点よりスマートな迎撃の主導権支配を重視する傾向があるようです。というか、筆者の採点基準・方針が西部日本地区のそれに似ている事を初めて知りました(笑)。