駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第1部・EN EL MUNDO TRIUNFARE BOXEO VOL.9(高砂・千里馬神戸・明石ジム共催)概要&雑感

第1部は事実上の高砂ジム主催興行。全9試合中6試合に高砂ジム勢が出場するラインナップは、高砂市立体育館での地元興行を真空パックにして神戸まで運んで来たような仕様である。
メインは三谷将之の日本タイトル3度目の防衛戦。OPBFタイトル挑戦に失敗した後の再起戦となる難しい試合だが、選択試合であるにも関わらず相手は前日本Sフライ級王者の菊井徹平[花形]。これを勝った後はサーシャ・バクティンとの指名試合が予定されており、どこまでも強気なマッチメイクである。世界の頂点を見据え、敢えて険しい道を歩む事で、いずれ訪れる剣が峰を這い上がるための力を養おうという事なのだろう。
この他、セミ格の6回戦には今期新人王戦で西日本制覇の大本命に挙げられながらも村澤光[尼崎]に惜敗した脇本雅行の再起戦、そして4回戦でも高砂ジムが誇るアマエリートたちの来期新人王戦へ向けての前哨戦がまとめて組まれた。注目の好カードが目白押しである。