駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第1部第1試合・Sバンタム級契約ウェイト(54.5kg)4回戦/●山下史明[Gツダ](1R1分38秒KO)高野誠三[明石]○

この試合は両者デビュー戦。山下は総合格闘技出身との触れ込み。
1R。山下はバックボーンを感じさせる高いガードから様子見つつ、ボディへジャブを放って牽制。しかし攻防分離が激しく、連打を放ってはそのガードがガラ空き。高野はそれを見逃さずにフックでノックダウン。山下は立ち上がるが、高野はまたもフックで2度目のダウンを奪い自動的KO勝ち。
高野は相手の動きを冷静に見つつ、それでいて攻撃的なボクシングで98秒殺勝利。実力の程はまだ明らかではないが、落ち着いた無駄の少ない動きが印象的。
山下はボディワーク、ヘッドスリップなど披露する様子はサマになっていたが、攻めに回った時に余りにも隙が大き過ぎた。動きそのものは格闘技経験者らしく垢抜けてはいたが……