駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

「ドラマチックボクシングCHAMPION’S ROAD」(大鵬ジム・大阪帝拳ジ

通常は昼夜ダブルヘッダーで行われるIMPホールでの興行だが、今回は昼のみの“1回公演”。派手さは薄いものの日本人同士のガチ路線でマニアの間では定評のある大鵬ジムの定例興行が行われた。
とうとう日本ランクから外れてしまった健文・KID・トーレスはメキシコ長期滞在中で今回も欠場。メインは8月に敵地で殊勲を挙げ日本ランカーの仲間入りを果たした川波武士の凱旋試合。果敢過ぎるマッチメイクで健闘空しく連敗中の金丸清隆[正拳]を相手に危険度の高いランキング防衛戦を行う。
その他、セミでは連敗中の上原裕介が児島芳生[明石]の日本ランクを狙って、再起即急上昇を狙うチャレンジマッチ。セミ前では井岡ジムのホープ・橋詰知明が出場の8回戦が用意されるなど、全7試合ながら盛り沢山の内容。こういう興行が身内とマニアだけで寡占状態になっているのは勿体無い。優待券を撒いてでも地元の一般ファン層を引っ張り込みたいところだが……

※駒木の手元の採点は「A」(10-9マスト)「B」(微差のRは10-10を積極的に採用)を併記します。「B」採点はラウンドマスト法の誤差を測るための試験的なものですので、(特に8回戦以上のスコアは)参考記録程度の認識でお願いします。公式ジャッジの基準は「A」と「B」の中間程度だとお考え下さい。