駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

興行全体の総括

微妙な内容の試合も少なくなく、お世辞にも温まったとは言えない空気の中で登場した名城だが、ここでは文字通り役者が違った。僅か10分余の短時間試合だったが、彼本来の長所・魅力を客席に伝えるには十分。逆に言えば、強豪選手がミスマッチに近い相手との調整試合に臨むなら、このような内容で完勝を果たすのが「ゼニの取れる選手」としてのノルマという事になるのだろう。
前座で光っていたのは第3試合の松井。新人王トーナメントを勝ち抜くには、もう少し決定力が欲しいところだが、来年が楽しみな素材がまた1人現れた。