駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第1部第10試合・バンタム級契約ウェイト(53.0kg)4回戦/●内田崇文[森岡](判定0−2)西田佳弘[ウォズ]○

両者戦績は内田1勝(0KO)3敗、西田1勝(0KO)1敗。内田はここ2戦、加藤心和[金沢]、森川真一郎[高砂]と強敵相手に連戦して力及ばず連敗中。西田は2月のデビュー戦に勝った後、5月に敗れてこれが再起戦。
1R。ロングレンジで牽制しつつの攻防戦。内田が西田の守備難を咎める展開も、西田も連打をまとめてアグレッシブさをアピール。互いに決定打無く互角の内容。
2R。このラウンドも内田が先手で手数攻勢だが、やや非力。西田が至近距離から強打を返し、右ストレートをヒット・有効打させ挽回。このラウンドも微妙な形勢だが……
3R。乱打戦模様。内田は手数で勝るが、決め手欠け一本調子。西田は短時間に集中した連打でヒットを稼ぐが、主導権を掴めずまたも微妙。
4R。クロスレンジ乱打戦。手数互角で一進一退の攻防だが、徐々に西田の強打が目立ち始める。内田も明確なヒット多く小差だが、ダメージ量は西田。
公式判定は西山39-38、半田39-38、松永38-38の2−0で西田。駒木の採点は「A」39-37「B」40-38で西田優勢。
手数豊富な、そして力量も互角の両者による戦いで採点の難しい試合となったが、パンチ力で勝る西田が微差ながらジャッジの支持を集めて2勝目。ガードが拙く随分被弾を許したのが今後の課題。
内田は手数とヒット数では互角以上の局面もあったが、パンチ力不足で単調な攻めに陥ってしまった。