駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第1部第11試合・フェザー級契約ウェイト(57.0kg)4回戦/○松本一男[森岡](1R2分24秒TKO)高宮啓[SFマキ]●

両者戦績は松本3勝(1KO)1敗、高宮2勝(1KO)無敗。松本は今期新人王戦の有力候補だったが、森本一春[江坂]に敗れて初黒星。今回が再起戦。高宮は4月のデビュー戦、7月の2戦目と連勝。
1R。変則スタイルの松本に対し、果敢なアタックを仕掛ける高宮の構図。松本は高宮の強打をガードしながら内藤大助ばりのスイングでヒットを稼ぎ、高宮の前進に合わせてドンピシャのタイミングで左をクリーンヒットさせノックダウン。試合再開後は一気のラッシュで高宮を追い込んで試合を決めた。
松本のトリッキーなファイトスタイルがズバリとハマって1RTKO。守備も手堅く、素軽いステップワークも見せた。4回戦では間違いなく最上位クラスの実力。
高宮は強打攻勢だけでは通用しない強敵と出会って、プロ入り以来最初の壁にぶつかった形。この経験をバネにした巻き返しに期待。