駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

KNOCKOUT PUNCHERS 5(大一スペースK主催)

各階級の日本王者が、年度最初の試合で指名挑戦者との防衛戦に臨むチャンピオンカーニバル。今年も数々の注目カードがマッチメイクされているが、その中でも一、二を争うビッグマッチが名古屋で実現した。王者・三谷将之[高砂]に挑むは、中日本地区の誰もが誇るホープ大場浩平[大一スペースK]。新人王戦にエントリーせずバンタム級戦線で力を蓄えた三谷と、全日本新人王獲得後はSフライ級を中心にOPBF戦線を主戦場にしていた大場。これまで衝突しそうでいて、それでもニアミスすら起こらなかった2人の世界ランカーの突発的な邂逅。このイベントが業界内の注目を集めない筈は無く、会場となった名古屋国際会議場には中日本地区のみならず京阪神圏や首都圏からも多数のマニア・関係者が集結した。勿論筆者もその中の1人である。
なおこの日は三谷以外にも千里馬神戸・陽光アダチ各ジムからも選手の遠征があり、全7試合のうち過半数の4試合に西日本地区所属の選手が出場した。よって観戦記もメインのタイトルマッチだけではなく、これら西日本関連分の試合も含めてお届けする。


※駒木の手元の採点は「A」(10-9マスト)「B」(微差のRは10-10を積極的に採用)を併記します。「B」採点はラウンドマスト法の誤差を測るための試験的なものですので参考記録程度の認識でお願いします。公式ジャッジの基準は「A」と「B」の中間程度だとお考え下さい。また、タイトルマッチに限り、現在WBAで導入が検討されているハーフポイント制(ラウンドマスト&微差のラウンドは10-9.5で採点)を「C」採点として実験的に導入しています。