駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

2008-02-24から1日間の記事一覧

興行全体の総括

大場はもとより、他の西日本勢の試合でも地元選手が全勝。中日本のボクシングファンにとっては至福のひと時だった事だろう。逆に言えば我々西日本のファンにとっては痛恨事ということになるのだが…… 興行全体を通して見れば、6回戦〜セミで判定決着が続き、…

第7試合・日本バンタム級タイトルマッチ10回戦/●《王者》三谷将之[高砂](判定0−3)大場浩平[大一スペースK]《挑戦者・同級WBC12位》○

王者・三谷は21勝(10KO)2敗。WBA13位、WBC16位の世界ランクを保持している。02年デビュー。新人王戦は不出場だが、手足のスピード豊かなファイトは4回戦当時から西日本では評価が高く、それに応えるようにデビュー以来10連勝をマーク。しかしその間…

第5試合・ライト級契約ウェイト(60.0kg)6回戦/●田中宏幸[千里馬神戸](5R0分46秒TKO)竹内保博[大一スペースK]○

両者戦績は田中3勝(1KO)4敗2分、竹内7勝(2KO)3敗。田中は昨年10月に初の6回戦に挑むも敗れ、これが再起戦。竹内は06年のSフェザー級中日本新人王。昨年10月にタイ人に勝って以来の試合。 1R。ショート〜ミドルレンジ打撃戦。田中が先手でフック、ア…

第2試合・バンタム級契約ウェイト(53.0kg)4回戦/●片岡繁樹[千里馬神戸](判定0−3)佐々木功[岐阜ヨコゼキ]○

両者戦績は片岡が未勝利2敗、佐々木2勝(2KO)3敗。片岡は06年10月以来1年4ヶ月ぶりの再起戦。佐々木は昨年12月に2勝目を挙げたばかり。 1R。ロングレンジでスピード感に欠ける攻防。ジャブの突き合い中心の静かな流れ。片岡が軽打をコツコツ当てるが…

第1試合・バンタム級契約ウェイト(52.5kg)4回戦/●張本陽介[陽光アダチ](3R1分27秒TKO)加藤請之佑[大一スペースK]○

両者戦績は張本が未勝利2敗。加藤は3勝(2KO)2敗1分。張本は同僚選手が12/16の試合で負傷して欠場した事による代打出場。彼も12/16以来の試合。加藤は06年の中日本Sフライ級新人王。しかし、西軍代表戦に敗れ、昨年6月の再起戦も敗れて未だ4回戦の身。…

KNOCKOUT PUNCHERS 5(大一スペースK主催)

各階級の日本王者が、年度最初の試合で指名挑戦者との防衛戦に臨むチャンピオンカーニバル。今年も数々の注目カードがマッチメイクされているが、その中でも一、二を争うビッグマッチが名古屋で実現した。王者・三谷将之[高砂]に挑むは、中日本地区の誰もが…