駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第2試合・バンタム級契約ウェイト(53.0kg)4回戦/●片岡繁樹[千里馬神戸](判定0−3)佐々木功[岐阜ヨコゼキ]○

両者戦績は片岡が未勝利2敗、佐々木2勝(2KO)3敗。片岡は06年10月以来1年4ヶ月ぶりの再起戦。佐々木は昨年12月に2勝目を挙げたばかり。
1R。ロングレンジでスピード感に欠ける攻防。ジャブの突き合い中心の静かな流れ。片岡が軽打をコツコツ当てるが、佐々木は上体上手く使ったディフェンスに時折鋭いフック、ストレートを見舞う。
2R。このラウンドも距離開けての攻防。佐々木は様子見が長過ぎて手数が少なく、左フックをボディに連打するが後が続かない。有効打が無いが3分間手を出し続ける片岡が攻勢点稼いで肉薄。
3R。佐々木が前、前に出るところ、片岡は軽打で迎撃。佐々木も強打を上下に散らすが、ガード甘くて被弾が多く逆に数的劣勢。
4R。佐々木がアグレッシブに前へ出て終始攻勢。やや粗い攻めだが、片岡の反撃も限定的で、このラウンドは守勢。
公式判定は坂本40-37、福地39-37、木造39-38の3−0で佐々木。駒木の採点は「A」39-37「B」40-37で佐々木優勢。
佐々木が試合後半入って積極性を出し、攻勢点でポイントを奪取。しかしつまらない被弾が多く、課題も残った。
片岡は手数とヒット数では互角に健闘したが、パンチ力不足と下がりながらパンチを放つ姿勢が嫌気されたか。